社員ブログ

服バカ日記〜M-47編〜

皆さま初めまして!

2021年9月から入社致しました福岡支部営業の小野翔吾と申します。

宜しくお願いします!

 

 

二番煎じではありますが、まずは簡単に自己紹介させて頂きます。

 

 

1994年生まれのAB型

大分県豊後大野市出身で、福岡には去年の冬から住み始めたので、今年で2年目になります。

趣味はあまり自慢できるようなものではないですが、ゲームと洋服集めです。

最近のお休みの日は引きこもってゲームしてダラダラ過ごすのが休日のルーティーンとなってます笑

そんな、これと言って『ここに行って来ました♡』『ここのスイーツ美味しい♡』みたいなキャピキャピした物に縁のない自分には、ブログを書くなんてハードルが高いのではないか…と思いましたが(笑)

今回は自分の一番の趣味でもあり、思いっきり沼にハマっている『服』について語らせて頂こうと思います。

 

今回はファッション界隈で今人気を誇る『M-47』について語らせて頂きます。

 

まずそもそも『M-47』とは??って話ですよね。

M47とは、通称『Military 1947』と言いまして、1947年にフランス軍で採用されたのが始まりとなってます。

写真の方々が履いてるのが当時のM-47です。

白黒写真ってところが中々時代を感じますよね。

写真で着ているように、M-47にはジャケットとパンツの2種類存在するのですが

今回はパンツをメインにご紹介します。

 

 

 

まず初めに、このM-47には実は「前期モデル」と「後期モデル」の2種類の型があって

前期モデルは1947年~1959年まで採用されており、約12年間採用され続けた型で

後期モデルは1960年~1965年(?)※諸説あり まで採用された型となります。

今からざっと70年前に生まれたパンツですので、所謂ヴィンテージ物ですね。

このパンツの一番のポイントは、何といっても縫製の緻密さです。

1940年代の世界情勢としては第二次世界大戦中ですので、多くの国がミリタリーパンツ、所謂軍パンを履いていました。

その中でもフランス製のパンツは数ある軍パンの中で、ずば抜けて縫製技術が高く、世界にその技術を披露してました。

その縫製技術に目を付けたのがあの 「Maison Margiela」(当時はマルタン・マルジェラでした) でした。

1990年代に行われたファッションショーにて

当時のM-47後期モデルを裏返しで履かせてランウェイを歩かせた事はファッション界では伝説です。

裏返しで履いても美しいそのデザインが注目され、当時は大ブームとなりました。

その後、ラルフローレンを始め、多くの著名ブランドがこのM-47をサンプルに新たなモデルを発売しました。

それから20年経ち、2010年代にはブームも落ち着きまして

前期モデルは約15,000円前後

後期モデルは約20,000円前後

までの値段になったのですが…

2021年からファッション界隈では空前のヴィンテージブームが到来!

そのせいで現在…

 

 

前期モデル→約30,000円前後

 

後期モデル→約42,000円前後

 

 

約2倍のプレミア価格となっているのです…高くない…?

しかもこれは相場価格であり、実際市場によく出回るのはサイズがフランス製のためウエスト、レングスが馬鹿でかいものばかり。

お世辞にも日本人が履けるようなサイズではないので、基本的に補正に出してサイズ調節するのが前提です。

元々日本人に合うサイズとなると、貴重かつ生産数の少なさから、相場より更に1万ほどプラスのお値段になってきます。

 

 

 

じゃあ同じような物をまた作ればいいじゃないか!!

 

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

自分もそう思いました。笑

 

なんと、今このM-47を全く同じ生地、ディティールで作ろうとすると

販売価格で約60,000円はかかると言われてます(知り合いの縫製工場の方曰く)

リメイク物もあるにはありますが少し形を変えたり生地を変えたりと、全く同じものを作るのは工場泣かせらしいです。

 

それくらい当時のフランスの縫製技術は凄まじく、恐ろしいくらいの手間暇をかけて作ったんだと思います。

 

前置きが長くなりましたが、じゃあ実際どんなんやねんと思う頃でしょう。

早速写真で見ていきましょう。

 

 

まずは前期モデルからです。

前期モデルの特徴としては、生地がツイル素材と言って一般的なパンツの素材を使用してます。

分厚く耐久性の高いしっかりとした素材で、ジャケットにも素材が使用されることがあります。

そして、フロントボタンが2つで、チャックなんて当時あるわけがないのでボタン式。お手洗いが不便なやつです。

シルエットの特徴としてはとにかくワイド。ダボっと履くのがお好きな方にはぴったりです。

 

引用サイト

 

 

前期モデルは採用期間も長いため後期モデルと比べて生産数も多く

まだ市場に流通している数も多いです。

 

ただ、約70年前の物ですので、破れだったりボタンの欠損だったり日焼けしていたりと

状態の悪いものが非常に多く、状態の綺麗な物は滅多に見かけません。

実を言うと、自分も欠損の無い未使用に近いM-47前期は見たことがありません。

あったとしてもプレ値が付いて、手の出ない価格になるでしょうね…。

 

そんなM-47前期モデルをベースに新たに採用されたのが

M-47後期モデルです。

あのマルジェラも注目した後期モデル。

前置きは先程ご説明したので、まずは実物を見ていただきましょう。

お気付きになりましたでしょうか。

こちら、小野の私物です…。

 

サイズも補正なしで自分にぴったりで、購入当時は使用感もなく状態の綺麗なデッドストック品でした。

どうやって手に入れたか……気になる方はお聞きください笑

 

この後期モデル、履いてるからこそ分かるのですが、とにかく生地も縫製もしっかりしてて、作られて60年以上経ってるとは思えない程です…🤭

素材は重めのヘリンボーン素材といって、目の詰まったしっかりした素材なので秋冬の洋服にも使われる事が多いです。その分耐久性が非常に高く、兵隊が野外活動で着てもそうそう破けない仕組みになってます。

フロントボタンも前期モデルに比べ後期モデルは1つにシンプルな形へ変更されてます。

そしてこのポケット、二重になってて中身が飛び出ないようにしていて、かつボタンを隠すことのできるおかげで、ボタン自身が傷つかないようにする工夫が施されてます。

更に、一般的にパンツで1番摩擦で擦れやすく、破れやすい裏側の股下部分に対し当て布で補強が施されており、まず破けることの無い仕組みになってます。

 

シルエットは少しテーパードのかかったゆるい形で、60年まえなのに『今っぽい』雰囲気が出ます。

個人的には折って履くのがテーパードのキュッとしたシルエットが出て好みです。

最後にオススメの着用画像でご紹介を。

暖かくなってきたのでちょっと春らしく。

 

自分でも履いていると昔の雰囲気を感じつつ、今の洋服とマッチするというバランスがたまらないです。

自分の手に届くまでの間、このM-47にどんな過去があったのか気になるところ。

長々と語らせて頂きました。

ここまで読んでくださった方々に少しでもM-47の良さについて伝わって頂ければ幸いです。

では、また次回…。

(次は程々にしようと思います笑)

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