社員ブログ

服バカ日誌 ~converse~

こんにちは。
先月、出張の際にお取引先様から『ブログ見てますよ』と言って頂き
嬉しさと驚きでいっぱいだった小野です。

渡○部長、今回も長文になりました。笑

 

という事で今回は
『converse』について語らせて頂きます。

突然ですが問題です。

ここに3足のconverseがあります

 

 

 

 

このconverse、色.素材やハイ.ローカットの違いは勿論ありますが、1足だけ決定的に異なる点があります。
それは何でしょうか?

①30年前に作られたものがある
②日本で輸入禁止のものがある。
③実はconverseじゃない

 

 

正解は…

 

 

②の輸入禁止のconverseがある。
です!

 

いやいやどれもそんな変わらんやん?
って思う方も多いと思います。
そんな所からまずは説明していきます。

最初に、どれが輸入禁止のやつ?
という所ですが…

真ん中のものです。
左は一般的なconverse、右はconverse JAPANです。
真ん中のconverseはアメリカ製の物で、販売目的で日本に輸入すると税関に没収されます😇
(何でそんな物持ってるの?という質問は受け付けておりません…)

何でそんなに厳しいの!?
って思いますよね。
これにはかなり古くから続く理由があるのです。

 

 

元々、converse自体は100年以上も歴史のある由緒あるブランドです。
知らない人はいないですよね?

 

converseが一世を風靡したのは1970年代。
日本で流行ったのが1980年頃です。
きっかけは愛知県の輸入販売会社が初めてアメリカ製converseを日本に輸入した事で大ブレークしました。
その後90年代にはバスケットシューズとしてのラインナップも取り揃え
converseは全盛期を迎えました。

 

しかし2001年。
ブームが去ってしまった事で、なんとconverseは倒産してしまいます。
そのconverseの再建役として販売権を得たのが
日本の大手商社の『伊藤忠商事』です。
そして2003年、converse本社をあの『NIKE』が獲得します。

これにより
日本の伊藤忠商事が日本国内で販売する『converse JAPAN』
アメリカのNIKEが世界中に販売する『converse USA』
converseを2社が獲得した事で、ブランドが枝分かれし、分裂する結果になったのです。

この分裂がconverseの販売に大きく影響を与えました。
converse USAはこれまで通りのconverseのデザイン等を守った販売を行っている一方で
converse JAPANでは日本独自のデザイン、製造、販売を行うといった形になったのです。

勿論そうなると2社の製品には差が出てきます。
従来通りのUSA企画が好きな方もいれば、日本企画が好きな人もいるわけです。

ただ、USA企画は日本企画にはないデザインが非常に多く
昔ながらののデザインを大切にするUSA規格🇺🇸のconverseが欲しい!
と考える日本のconverseファンは一定数存在し、どうしても欲しいからUSA規格🇺🇸を日本に輸入しよう!と考えました。

しかし、ここで大きな問題が発生します。
前述した通り、日本でのconverse商標権は『converse JAPAN(伊藤忠商事)』が持っているため、
日本でconverse USAを購入するには海外輸入や海外サイトでの販売に頼るしか方法がなかったんです。

ただ、converse JAPANからしたら別会社であるconverse USAの商品を
日本で販売されると不利益になると考えました。

そして2006年。
converse JAPANを擁する伊藤忠商事は愛知県の輸入販売会社に対し、
『converse USAを日本で販売する事は商標権の侵害である』と通知しました。
対する輸入販売会社も伊藤忠商事に対し『独占販売禁止法違反に当たる』と提訴しました。
これをきっかけに伊藤忠商事も反訴を起こし、伊藤忠商事の勝訴。

これにより日本でのconverseは、converse JAPANの販売のみ可能となり、
converse USAは輸入規制対象、つまり『偽ブランド』と
同等の扱いとして税関に没収される事になったのです。

なので、今シューズ店で販売されているのはconverse JAPANとなっており、
USAモデルはどこにも販売されてないんです…。

そんな中で必死に探してようやく購入したconverse USA🇺🇸モデルがこちらです。

現地で買えば1万前後ですが、18,000円で購入しました…。

次にこちらがシューズ店で7000円で販売されている一般的converse

最後に、セレクトショップ等で販売されている日本製converseの中でも
ハイモデルの位置付けとなるconverse JAPANです。

この3つのコンバースを例に具体的な違いを比較していきます。

 

まず大きく違うのはヒールのタグです。

左から一般モデル、USA企画、JAPAN企画です。
USAのタグは黒ベースに白の星マークと、日本製と違って色の配色が真逆になってます。
これは、USA🇺🇸モデルは初代converse発売当時のタグを現在まで採用しています。
一方、日本のタグはconverse JAPAN設立時に製作されたもので、日本にしかない独自のデザインが採用されています。
70年当時のconverseを愛するマニアとしてはUSA規格のタグを好む方が多いようですね。
 
次に異なるのは機能性です。
先程からお伝えした通り、日本のconverseには一般的なものとconverse JAPANの2種類があります。
 
その違いからまずご説明します。
 
converse JAPANはいわゆる高級converseといった位置付けであり、
福岡県久留米市の『Moon ster』と同じ工場で製作されています。
Moon ster製のゴムは物持ちが非常に良い事が有名で、その素材を用いたソールは非常に丈夫で、
底に穴が空くといった事が起こりにくい仕様になっています。
アッパーの素材も通常版より耐久性、馴染みの良い上質なコットンキャンバス素材を使用し、
シューレースも通常版の化学繊維素材と違い、コットン100%で自然な風合いを楽しめます。
 
日本製の名の通り、クオリティの高さに定評のある作りとなっています。
 
 
一方でconverse USA
こちらは1970年代のチャックテイラーを再現した作りとなっており、
ヴィンテージ感のあるデザインが特徴となってます。

converse JAPANとの大きな違いは

その耐久性です。

ステッチが黒なので見えにくいですが…

converseあるあるの一つ『サイドの破れ』を防ぐために、
このマークの部分に当て布の補強をしており、簡単には破けにくい作りとなってます。
そして、ソールが分厚くなっているため長時間履いても疲れにくい仕組みになってます
(ソールが取り外しできないのでお見せできないのは残念ですが…)
更に、タンの縫製も頑丈のため履いててもタンがズレにくい仕組みになってます。

せっかくなので並べてみました。

この中だと自分はUSAが1番お気に入りです。
履いてみないと分からない部分なので、説明だけじゃ物足りないのですが、
履き心地が圧倒的に違います。とても履きやすいです。

勿論JAPANも耐久性が高く、日本人に合った足の形に作られているため馴染みの良さがあり、
素材の良さは高品質のメイドインジャパン製ならでは。

どんなコーデにも合わせやすいconverse.
これからの季節にもピッタリではありませんか?

ちなみに自分はUSA派ですが、皆さんはどのconverseモデルに興味が湧きましたか?
少しでも各converseの魅力が伝われば幸いです。

今回も長くなりましたが
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。

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